whoseとof whichの使い分けは文法問題でよく出てきます。しかし、どちらも英文の中に多く見かけられるわけではありません。なので、まずは文法問題でwhoseかof whichかどちらを使えばいいのかを覚えましょう。また、ただ覚えるのではなくなぜそのような語順になっているのかはその後に書いていきます。どこまで読むかはお任せします。読んでくれたあなたの役に立っていることを願います。
文法問題で、whoseかof whichどっちを選べばいい?
選択問題などで、whoseかof whichのどっちを選べばいいかを迷っていることを前提として説明していきます。↓の( )にはwhoseかof whichのどちらかが入ります。
見分けるポイントは、〈「名詞」+( )+「名詞」〉⇨whose
〈「名詞」+「名詞」+( )〉⇨of which
これだけで大丈夫です。実際に問題で見てみましょう。
例題① ( )に当てはまる正しい方を選びなさい。
I live in a house ( ) roof is blue.
ア:whose イ:of which
正解は、、、ア:whose です。 ( )の前後を見ます。前は「a house」後ろは「roof」となっていて、「名詞」+( )+「名詞」の形なので、whoseが正解です。
例題② ( )に当てはまる正しい方を選びなさい。
I live in a house the roof ( ) is blue.
ア:whose イ:of which
正解は、、、イ:of which です。( )の前を見ます。前には、「a house」と「the roof」という名詞が連続で並んでいます。「名詞」+「名詞」+( )の形なので、of which が正解です。
これなら簡単ですね。ただ、あくまでも2択ならどちらを選ぶかという話です。他の選択肢があった場合にはこの限りではありません。
続いて、whoseとof whichの違いを説明していきます。
whoseとof whichの違い
意味は変わりませんが、whoseとof whichでは語順が全然違います。それぞれを2文に分けて考えていくとわかりやすくなると思います。
I live in a house whose roof is blue. (私は屋根の青い家に住んでいる。)
2つの文に分けて考えます。
I live in a house. The house’s roof is blue. (私はある家に住んでいる。その家の屋根は青い。)
1文目の「a house」と2文目の「The house’s」というのが内容としてかぶっているので、2文目の「The house’s」の部分を関係代名詞whoseに置き換えてひとつの文にすることができます。
I live in a house the roof of which is blue. (私は屋根の青い家に住んでいる。)
2つの文に分けて考えます。
I live in a house. The roof of the house is blue. (私はある家に住んでいる。その家の屋根は青い。)
1文目の「a house」と2文目の「The house」というのが内容としてかぶっているので、2文目の「The house」の部分を関係代名詞which に置き換えてひとつの文にすることができます。
whoseとof which の書き換え
これら2つの違いをよりはっきりと理解するには、書き換えができるようになれば完璧です。ここでは、whose→of whichの書き換えをやってみます。
I live in a house whose roof is blue.
①まずは2文に分けてみましょう。
I live in a house. The house’s roof is blue.
②The house’s roof の部分だけを換えます。
The house’s roofは(その家の屋根)という意味です。これを前置詞「of」を使って書き換えていきます。ofは「A of B」で(BのA)という風に使うことができます。
The house’s roof → The roof of the house
これを元の2文に戻すと、I live in a house. The roof of the house is blue.
③内容が被っている2文目の「the house」をwhich に置き換えてひとつの文にします。
I live in a house. The roof of the house is blue.
↓
I live in a house the roof of which is blue.
これで完成です。
以上になります。最後まで読んでいただいてありがとうございます。