まず、ざっくりと関係代名詞とは何なのかを説明すると、「1つの名詞の後ろに関係代名詞を置き、その後に名詞を文のようなもので修飾する」というものです。言葉では正直分かりにくいので、関係代名詞の文を作ってみながら理解してもらえればいいと思います。
まずは、難しいことは考えずに、2つの文をつなげてみよう!〜主格編〜
I have a friend. He lives in Osaka. (私は友達がいます。彼は大阪に住んでいます。)
この2つの文章を関係代名詞を使って1つの文章にしてみましょう。
①まずは2つの文章の同じ人、ものをさす言葉をチェックしましょう。
I have a friend. He lives in Osaka.
②次に2文目のチェックした言葉は省略します。ちなみに、1文目のチェックした言葉を先行詞と呼びます。
I have a friend ◻︎◻︎ lives in Osaka. (2文目の主語が省略されたことがポイント!!)
③2つの文をつなぐ役割として先行詞の後ろに関係代名詞を置きます。チェックした言葉が人なので、関係代名詞 はwhoを使います。そのwhoに省略を行った2文目をつなげます。
I have a friend who ◻︎◻︎ lives in Osaka. (私には大阪に住んでいる友達がいます。)
これで完成です。
主語が省略されているので、関係代名詞の主格のパターンになっています。教科書や参考書にはよく書いてある言葉だと思います。覚えておいて損はしません。
もう一度2つの文をつなげてみよう!〜目的格編〜
The book is interesting. He wrote it. (その本は面白いです。彼がそれを書きました。)
この2つの文章を関係代名詞を使って1つの文章にしてみましょう。
①まずは2つの文章の同じ人、ものをさす言葉をチェックしましょう。
The book is interesting. He wrote it.
②次に2文目のチェックした言葉は省略します。1文目のチェックした言葉を先行詞と呼びます。
The book is interesting He wrote ◻︎◻︎ (2文目の目的語が省略されたのがポイント!)
③2つの文をつなぐ役割として先行詞の後ろに関係代名詞を置きます。チェックした言葉が物なので、関係代名詞 はwhichを使います。そのwhichに省略を行った2文目をつなげます。
The book which he wrote ◻︎◻︎ is interesting.
これで完成です。
目的語が省略されているので、関係代名詞の目的格のパターンになっています。
主格のパターンの例文と比べて少し難しかったかもしれません。このように関係代名詞は文章の間に割り込んでくることもあります。
最後にもう1つだけつなげてみよう〜所有格編〜
I have a friend. Her mother is famous singer.(私には友達がいる。彼女の母は有名な歌手だ)
この2つの文章を関係代名詞を使って1つの文章にしてみましょう。
①まずは2つの文章の同じ人、ものをさす言葉をチェックしましょう。
I have a friend. Her mother is famous singer.
②次に2文目のチェックした言葉は省略します。1文目のチェックした言葉を先行詞と呼びます。
I have a friend ◻︎◻︎◻︎ mother is famous singer.
③2つの文をつなぐ役割として先行詞の後ろに関係代名詞を置きます。上でやった2つとは少し違うので注意をして下さい。今回省略した言葉はher「彼女の」という言葉です。この「〜の」を表す言葉を省略したら、関係代名詞whoseを使います。なので、先行詞の後ろにはwhoでもwhichでもなくwhoseを置き、そのあとに省略を行った2文目をつなげます。
I have a friend whose ◻︎◻︎◻︎ mother is famous singer.
whoやwhichは先行詞によって選択がありますが、whoseは省略した言葉が「〜の」という言葉であれば先行詞に関係なく使います。気をつけたいポイントです。
「〜の」(所有格)を省略しているので、関係代名詞の所有格のパターンとなっています。
比較的簡単に説明をしたつもりです。正直まだまだ説明すべきことがあるので、別の記事にしていこうと思っています。(thatに関して、非制限用法等)またそちらもよろしくお願いします。