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不定詞

不定詞①名詞的用法「〜すること」〜どういう場所にto不定詞がいるのかを考えよう〜

不定詞というのは「to+動詞の原型」で3つの意味を表すことのできる表現法です。3つというのは、名詞的用法・副詞的用法・形容詞的用法です。それぞれ訳し方が変わるので、まずはそれを確認します。

名詞的用法…「〜すること」

副詞的用法…「〜するために」

形容詞的用法…「〜するための」

とりあえずはto不定詞はこの3パターンに訳すことを覚えておけばOKです。この記事ではその先を考えて、どういうときに名詞的用法を使っているのかを確認し、副詞的・形容詞的用法との明確な差別化をできるようにしていけるような手助けができればと思います。

※to不定詞が出てきたときにどの用法かを考えるときは、普通は訳したときにどの訳が一番しっくりするかから判断すれば良いと思います。

※ちなみにtoには前置詞としての用法もあって、前置詞としては「方向」を表します。ただ、前置詞は後ろに名詞がくるので、to不定詞とは分かりやすく別ものだと考えることができます。

I go to school. (訳)私は学校行く。

to不定詞の名詞的用法① 主語になるパターン

To study English is very important.

(訳)英語を勉強することとても重要だ。

to不定詞の名詞的用法としては、まずto不定詞が主語になるパターンです。ただし、このように主語としてto不定詞が文頭にくることは少ないです。

It is important to study English.

のようになることの方が多いです。このitは代名詞「それ」と訳すのではなく、主語が長くならないように仮にitを置いているだけです。なのでこのitは全く訳さず、上の例文と同じく「英語を勉強をすることはとても重要だ。」となります。形式主語に関してはまた記事にしようと思います。

ただ、このように形式主語itを使えないパターンもあります。

To see is to believe.

(訳)見ること信じることだ。(百聞は一見にしかず)

ちなみに、isの後にきているto believeもto不定詞の名詞的用法で、補語になるパターンです。補語のパターンもこの記事に書きます。

to不定詞の名詞的用法② 目的語になるパターン

I like to play video games.

(訳)私はゲームをすることが好きだ。

likeは他動詞なので、後ろに目的語を導きます。そこにto不定詞の名詞的用法がきています。

I want to play video games everyday.

(訳)私は毎日ゲームをしたい。

wantも他動詞ですが少し特殊で、to不定詞がくると『「〜すること」がほしい』⇨「〜したい」に訳が変化します。

to不定詞の名詞的用法③ 補語になるパターン

The most important thing is to make an effort.

(訳)もっとも重要なことは努力をすることだ。

I think her to be honest.

(訳)私は彼女が正直であると思っている。

第3文型でも第5文型でも補語にto不定詞がきます。

大切なことは名詞的用法では「〜すること」と訳すこと、そして主語か目的語か補語になるということです。逆を言えば、副詞的用法や形容詞的用法では主語・目的語・補語になり得ません。なので英文を読もうとしたときにto不定詞があって、それが主語・目的語・補語であれば名詞的用法、そうでなければ副詞的用法か形容詞的用法と判断することができます。判断材料のひとつにできれば良いと思います。




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