そもそも受動態って?
まずは受動態と能動態という言葉から確認します。
能動態…主語の動作を表す文。多くの文は能動態である。「~する」
受動態…主語の受け身・被害を表す文。「~される」 動作の行為者はby「~によって」が用いられることが多い。動作の行為者は省略されることもある。
受動態の形「be動詞+過去分詞」
受動態の形は「be動詞+過去分詞」をつかいます。例文でみてみましょう。
(能動態)He wrote this book. 彼はこの本を書いた。
(受動態)This book was written by him. この本は彼によって書かれた。
初めて習うときに困ることは、主語が何なのか分からなくなることです。あくまで文頭に出てくる名詞で「~は」になるものが主語、動詞の手前までが主語だということを意識しておきましょう。
また、能動態との比較で主語と目的語が入れ替わっていることに気付いてほしいです。そしてここからもう一歩踏み込んで、受動態の動詞は必ず他動詞だということを覚えておきましょう。(他動詞は後ろに目的語(名詞)を導くので、主語と目的語が入れ替わっているということはその動詞は他動詞でしかないということです。)自動詞他動詞がよく分からない人はこちらをどうぞhttps://kitakubustady.com/%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e3%81%a7%e3%81%af%e6%95%99%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%8f%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e8%87%aa%e5%8b%95%e8%a9%9e%e3%83%bb%e4%bb%96%e5%8b%95%e8%a9%9e/
受動態の進行形・完了形の型
進行形「be動詞+~ing」⇒受動態の進行形「be動詞+being+過去分詞」
(訳)「~されている」
A new store is being built in the shopping mall.
(訳)新しいお店がショッピングモールの中に建てられている。
完了形「have+過去分詞」⇒受動態の完了形「have+been+過去分詞」
(訳)「~されてしまった(完了)」「~されたことがある(経験)」「~されている(継続)」
I have been invited to his home party twice.
(訳)私は彼のホームパーティに二度招待されたことがある。
まずは受動態の基本の型について書きました。もう少し突っ込んだ内容は別の記事で書いていこうと思います。(受動態ででてくるby以外の前置詞、「~される」にならない動詞など)またそちらもご覧ください。