関係副詞でいうと、whereの先行詞は「場所」、whenの先行詞は「時」なのですが、それらを表す単語はたくさんありますよね。しかし、関係副詞whyには、先行詞がひとつの単語しかありません。「a(the) reason」です。
例文でみてみましょう。
I don’t know the reason why he didn’t come here.
(私は彼がここに来なかった理由を知らない。)
正直、これだけ覚えておけば怖いものはありません。しかし、関係副詞と言われると、「関係副詞=前置詞+関係代名詞」じゃなかったっけ?と思う人もいるかもしれません。関係副詞whyも実は前置詞+関係代名詞に置き換えることができます。そちらも説明していきましょう。
まずは、2つの文を関係代名詞を使って1つの文にします。
He didn’t come here for the reason. I don’t know the reason.
↓
I don’t know the reason which he didn’t come here for.
次に、関係代名詞節の一番後ろにあるforを、関係代名詞whichの前にもってきましょう。
I don’t know the reason which he didn’t come here for.
↓
I don’t know the reason for which he didn’t come here.
これで前置詞+関係代名詞の形ができましたね。最後に「for which」を「why」に置き換えましょう。
I don’t know the reason for which he didn’t come here.
↓
I don’t know the reason why he didn’t come here.
つまり、why=for whichということです。ただ、for whichはあまり見かけることもないですし、文法問題にもなりづらいかなとは思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。もしよかったら関係副詞whereやwhenについても読んでみてください。
関係副詞where⇨https://kitakubustady.com/archives/446
関係副詞when⇨https://kitakubustady.com/archives/450