よく文法問題で出てくる〈形容詞・副詞+enough to〜〉/〈so+形容詞、副詞+as to…〉という表現があります。一応単元の区分は不定詞です。
形容詞・副詞+enough to〜「〜するのに十分な(形容詞・副詞)」
She is old enough to know right from wrong.
(訳)彼女は善悪をわきまえるのに十分な年だ。
このように形容詞や副詞を「〜するのに十分な」と修飾する表現です。意味と直前の形容詞・副詞を修飾するんだということを覚えておけば大丈夫です。
気をつけたいことはso〜that…とは意味が違うということです。
She is so old enough that she can know right from wrong.
これだと、「彼女はとても年老いているので善悪をわきまえることができる」という意味になってしまいます。so〜that…の文だと、単に彼女はとても年をとっていることになりますが、enough to〜では彼女は年をとっているのではなく、あくまで善悪をわきまえられるようになるほどに年をとっているというだけなのです。
so+形容詞、副詞+as to…「…するほどに〜」「とても〜なので…」
so〜as to…は2パターンで訳すことができます。「…するほどに〜」と「とても〜なので…」です。
He was so kind as to carry my bag.
(訳①)彼は私のバッグを運んでくれるほど親切だった。
(訳②)彼はとても親切なので私のバッグを運んでくれた。
まずは、この2つの訳を覚えてどっちでも訳すことができるようにしておきましょう。そして、どちらが適しているかは文脈から考えましょう。
書き換えについては、too〜to…とso〜that…の書き換えで一緒に書きたいと思います。enough to〜とso〜that…の書き換えはできないけれど、so〜as to…とso〜thatは書き換えができるからです。
ひとまずどちらも正確に訳せるようにしておきましょう。書き換えの記事も書くのでよろしくお願いします。