
実際、どっちでもいいという話から…
まずは、この2つの英文を見比べてみて下さい。
This is the house which I live in. (これは私が住んでいる家だ。)
This is the house in which I live. (同上)
上の英文は関係代名詞がつくるかたまり(以下 関係代名詞節)が「which I live in」となっており、最後に前置詞が置かれています。
下の英文は、上の英文と違い、関係代名詞whichの前に前置詞inが置かれています。
これはどちらも間違いではありません。違いといえば、関係代名詞の前に前置詞を置いた方が堅い印象が与えられるというものでしかありません。
「関係代名詞節の最後が前置詞となる場合、そのままでもいいし、関係代名詞の前に前置詞を置くことができる」ということを覚えておきましょう。
これ自体は特別難しいものではないのですが、例外となる場合があるので気をつけたいです。
前置詞+関係代名詞とはしてはいけない場合に注意!!
次の英文を見てください。
The key which he was looking for was under the desk. (彼が探していた鍵は机の下にあった。)
この英文は前置詞を関係代名詞の前に置くことはできません。なぜなら look for が句動詞と呼ばれる動詞+前置詞で特別な意味をもつ定型句だからです。もし、(The key for which he was looking〜)このようにした場合、lookとforが離れてしまい句動詞だということが分かりにくくなってしまいます。よって、句動詞が関係代名詞節にあっても、前置詞+関係代名詞の形にはできないのです。
また、関係代名詞thatを使う場合も前置詞+関係代名詞としてはいけません。
×This is the house in that I live.
あまり深く考えず、どちらでもということと、例外さえ把握しておけば対応できないことはありません。きちんと覚えておきましょう。
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