as if~/as though~からはじまる節で仮定法過去(過去完了)を使うと、事実とは違うことや事実かどうか疑わしいことを「まるで~のように」と表現することができます。
仮定法過去を使うのは現実との「距離感」を表すためですが、別記事に細かく書いているのでそちらも読んでみてください。⇒仮定法過去の形を確認しよう!ポイントは「距離感」?
as if~ には3つのパターンがあるのでそれぞれ確認します。
★時制が現在で一致しているパターン
(例文)
You sometimes talk as if you knew everything.
(あなたは時々まるで何でも知っているかのように話すよね。)
「話す」のも現在、「知っている」のも現在のパターンです。
as if ~の節で過去形を使っていますが、時制は現在なので注意。
「何でも知っている」は事実ではないことが、仮定法過去で表現されています。
★時制が過去で一致しているパターン
(例文)
I felt as though I had been in a dream.
(まるで夢の中にいるように感じた。)
「感じた」のも過去、「夢の中にいた」のも過去のパターンです。
「夢の中にいた」のは事実ではないことが、仮定法過去完了で表現されています。
★時制が一致していないパターン
(例文)
She talks as if she had seen the tragedy.
(彼女はまるで見てきたかのようにその悲劇について話す。)
「話す」のは現在、「見た」のは過去のパターンです。
「悲劇を見てきた」のは事実ではないことが、仮定法過去完了で表現されています。
※as if~/as though~に差はほぼありません。強いて言えば、話すときにはas if~が使われやすいかなぁくらいです。
as if to~に書き換えよう
as if~節をas if to 不定詞に書き換えます。
You sometimes talk as if you knew everything.
⇩
You sometimes talk as if to know everything.
(あなたは時々まるで何でも知っているかのように話すよね。)
toのあとは動詞の原形なので、主節の時制を気にするだけで済むので少し簡単です。
まとめ
・as if~節で仮定法過去を使うと、事実とは違うことを「まるで~のように」と表現できる
・as if~節は、as if to 不定詞に書き換えられる