仮定法過去完了は仮定法が分かっていさえいればそこまで難しくはありません。
仮定法過去についてよく分からない人はこちら⇒仮定法過去の形を確認しよう!ポイントは「距離感」?
仮定法過去完了のイメージ
仮定法過去は 「(今)○○なら、△△なのに。」を表すことができます。
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仮定法過去完了では「(昔)○○だったら、△△だったのに。(△△なのに も可)」を表すことができます。
仮定法過去が「実現可能性」=「0」であることを仮定できるのと同じように、仮定法過去完了でも「実現可能性」=「0」であることを表現できます。
仮定法過去完了の形を確認します。形のパターンは2つあります。
仮定法過去の形を覚えていれば、時制をずらすイメージで簡単に覚えやすいです。
仮定法過去完了 パターン①
「(昔)○○だったら、(昔)△△だったのに。」パターン
仮定法過去 If (主語) (動詞の過去形)~, (主語) would (動詞の原形)~.
⇩ 過去完了形に ⇩助動詞を使った過去形に
仮定法過去完了 If (主語) had+(過去分詞)~, (主語) would have (動詞の原形)~.
If節も主節も時制が過去⇒過去完了、現在⇒過去という風に過去へ向かって1つずれるのが分かれば簡単になると思います。
(例文)
If I had left 5 minutes ago, I would have caught the train.
(もし5分前に出発していれば、その電車に間に合っていたのに。)
この例文からわかること
⇒仮定法過去完了を使っているということは「実現可能性」=「0」なので、過去の5分前に出発することは不可能。(5分前に出発しなかった)
⇒主節が助動詞を使った過去形になっている(would+have)ので、「電車に間に合っていた」という風に過去形になる
⇒事実として、電車に乗り遅れてしまった
仮定法過去完了 パターン②
「(昔)○○だったら、(今)△△なのに。」パターン
仮定法過去 If (主語) (動詞の過去形)~, (主語) would (動詞の原形)~.
⇩ 過去完了形に ⇩ そのまま
仮定法過去完了 If (主語) had+(過去分詞)~, (主語) would (動詞の原形)~(now).
①のパターンと違うのは、主節が現在を表していることです。
昔こうならあの時こうだったのになぁ と 昔こうなら今こうなのになぁ の違いです。
(例文)
If I had followed his advice, I wouldn’t be in trouble now.
(もし彼のアドバイスに従っていたら、今困っていないのに。)
この例文からわかること
⇒仮定法過去完了を使っているということは「実現可能性」=「0」なので、彼のアドバイスに過去において従うことはできない(彼のアドバイスに従わなかった)
⇒主節で助動詞を使った過去形になっていないので時制は現在なので、「“今”困っている」
書いてある英語の文と違った訳になることは少し難しいかもしれませんが、形自体は仮定法過去を覚えていれば問題ないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。