原因・理由を表す接続詞はタイトル通り沢山あります。しかし、実は少しずつニュアンスや用法に違いがあります。ひとつひとつ解説していきます。
becauseは直接的な理由
I couldn’t go to school yesterday because I had a fever of 38.2℃.
(訳)私は38.2℃の熱があったので昨日学校へ行くことができなかった。
becauseはsinceやasと比べて直接的な原因や理由を表したい時に使います。また、because節は主節の前でも後でも置くことができます。
=Because I had a fever of 38.2℃, I couldn’t go to school yesterday.
sinceは話す2人が分かっている前提の理由
Since the typhoon is coming, the train stops.
(訳)台風が近づいているので、その電車は止まっている。
sinceは話の流れから話し手も聞き手もその理由や原因をわかっている時に使う接続詞です。sinceは主節の前に置くのが基本です。後ろに置くと完了形の「〜以来」と混ざってしまうからですね。
asは間接的で補足的
As I have two pens, you can use my pen.
(訳)2本ペンを持っているから、私のペンを使っていいですよ。
間接的で補足するような原因理由を表す接続詞はasを使います。asは時や様子を表す時にも使うので、原因理由では用いられることは多くありません。また、それらのと差別化として主節の前に置かれることが多いです。
now that は「今はもう〜だから」
Now that we have drunk all sports drinks, we have to buy something to drink.
(訳)今ではスポーツドリンクを全て飲んでしまったので、何か飲むものを買わなければいけない。
「今ではもう〜だから」という意味で原因理由をnow that で表すことができます。
英作文の時に一番使える知識になっているかと思います。基本はbecauseを使っておけばまあまあ間違っていないと思います。長文などで出てきた時はbecause以外の原因理由でも困らずに訳していきましょう。