不定詞の用法としては基本は名詞的用法・副詞的用法・形容詞的用法がありますが、他にも用法があります。be動詞+to不定詞で通常とは違った意味になります。意味は、「予定・運命・義務・可能・意志」の5つがあります。
The important thing is to make an effort.
(訳)大切なことは努力をすることだ。
この文はbe動詞+to不定詞ですが、これは名詞的用法ですね。このようになることもあるので、be動詞+to不定詞の訳はその都度検討するようにしましょう。
be動詞+to不定詞①予定
The party is to be held tonight.
(訳)そのパーティは今夜開かれることになっている。
be going toのように未来の予定を表すことができます。「〜するつもりだ」「〜することになっている」と訳すことができます。
be動詞+to不定詞②運命
He was never to see her again.
(訳)彼は二度と彼女に会うことはなかった。
変わることのない運命を表すことができます。
be動詞+to不定詞③義務
You are to study hard for the exam.
(訳)あなたは試験のために一生懸命勉強するべきだ。
shouldのように義務を表すことができます。
be動詞+to不定詞④可能
My wallet was to be found.
(訳)私の財布を見つけることができた。
canのように可能を表すことができます。しかし少し違うのはbe動詞+to不定詞を使う場合は受動態をあわせて用いる必要があるということです。
× I was to find my wallet.
be動詞+to不定詞⑤意志
I am to be accepted by the university.
(訳)私はその大学に合格したい。
willのように意志を表すことができます。
これら5つの意味は知らないと訳すことができないので、まず知っておくことから始めましょう。長文や文法問題で出てきても戸惑わないようにしましょう。