現在形は「ずっと」
多くの人が英語の現在形の認識を間違えているのではと思います。現在形は、「今現在」起こっていることを表してはいないのです。
しかし、その勘違いには理由があって、現在形を習うときは英語習いたての頃です。比べて過去形、未来形はしばらくたって多少英語の知識が身についてから習います。過去形を習うときに、「過去形は過去のある時点に起きたことを表しますよ。」と教われば、「じゃあ現在形は今現在起きていることを表しているんだ。」と勘違いします。
認識を改めてください。現在形は「ずっと」起こることを表しています。
下にイメージ図を載せました。
言葉でまとめるならこうです。
・現在形…過去、現在、未来で「ずっと」起こること
・過去形…過去に起こっていたこと
・現在進行形…今現在起こっていること
・未来形…未来に起こること
では現在形にもう少し踏み込んでいきます。
現在形の「ずっと」には3つの種類があります。
- 状態
- 習慣
- 真理
一つ一つ説明していきます。
現在形の表す状態
〈例文〉
I am a student. （訳）私は生徒です。
⇒昨日も「生徒」今日も「生徒」明日も「生徒」の状態にあるので現在形で表します。
ほかにも、状態なので現在形になる（進行形にならない）動詞があります。状態動詞、知覚動詞、心の動きを表す動詞です。これは進行形の記事にて詳しく書きますので、あわせて読んでください。（リンクを貼る）
現在形の表す状態
〈例文〉
I go to school by bus. （訳）私はバスで学校に行きます。
⇒バスで学校に行く習慣は、過去現在未来において永遠ではないですが、変わらない習慣なので現在形で表します。
現在形の表す真理
〈例文〉
The sun rises in the east. （訳）太陽は東からのぼる。
⇒太陽が東からのぼることは過去現在未来において変えようがない事実なので現在形で表します。
現在形について正しい認識を持ち、英語を学んでいきましょう。学校や入試、外部のテストで出やすいのは状態を表す動詞の中の「状態動詞」「知覚動詞」「心の動きを表す動詞」です。ぜひそちらを合わせて読んで役立ててください。https://kitakubustady.com/%e6%99%82%e5%88%b6%e2%91%a3%e7%9f%a5%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%84%e3%81%a6%e6%90%8d%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81%e9%80%b2%e8%a1%8c%e5%bd%a2%e3%81%ab%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%81%84/
