この記事ではcanと比較しながらbe able toについて書いていきます。まずはcanの記事を読んでからこの記事を読んでほしいので、まだの方はどうぞ。https://kitakubustady.com/%e5%8a%a9%e5%8b%95%e8%a9%9e%e2%91%a0can%e3%82%92%e6%8e%98%e3%82%8a%e4%b8%8b%e3%81%92%e3%82%8b%ef%bd%9e%e3%80%8c%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%80%8d%e4%bb%a5%e5%a4%96%e3%81%ab%e3%82%82%e6%84%8f/
mustの意味の確認~have toでも表せる意味~
まずはcanの意味を確認します。
①能力・可能「~できる」
He can run fast. (訳)彼は速く走ることができる。
②許可「~してよい」
You can use my textbook. (訳)私の教科書を使っていいですよ。
③可能性「~しうる」「~ことがある」
Anybody can make mistakes. (訳)誰でも間違うことがある。
④可能性の否定「~のはずがない」
She can’t be in Japan. (訳)彼女が日本にいるはずがない。
⑤強い疑い「~なんてありえるのか?(いやありえない)」
Can she be in Japan? (訳)彼女が日本にいるなんてあり得るだろうか?(いやありえない)
この中でcanをbe able toに置き換えられるものは①能力・可能だけです。そもそもableは形容詞で「能力がある・できる」という意味をもっています。なので、許可や可能性のような意味でbe able toを使うことはできません。
能力・可能 〇He can run fast. ⇒ He is able to run fast.
be able to にできて、canにできないこと
3つ紹介しようと思います。canが助動詞であってbeが動詞であること、助動詞は2つ同時に使えないことを意識して読んでもらえるといいかと思います。
①過去以外の時制変化
〈未来形〉
I will be able to go to school tomorrow.
(訳)私は明日学校に行きことができるだろう。
〈完了形〉
I haven’t been able to finish my homework yet.
(訳)私はまだ宿題を終えることができていない。
②助動詞との併用
Particiants must be able to English.
(訳)参加者は英語を話すことができなければならない。
③不定詞との併用
I want to be able to read English books.
(訳)私は英語の本が読めるようになりたい。
canとbe able toのニュアンスの違い
①一時性があるかないか
be able toを使うと一時的に「~できる」というニュアンスが加わることがあります。例文でcanと比較してみてみましょう。
The baby can’t eat solids yet.
(訳)その赤ちゃんはまだ固形物を食べることができない。
He isn’t able to eat solids because he is injured in his mouse.
(訳)口の中を怪我しているから、彼は固形物を食べることができない。
②能力の強調
canでは単に「~できる」というだけですが、be able toでは「~できる」という能力に焦点が当たっていることがあります。訳した時には文面上同じになりますが、ニュアンスが若干違うことがあることを意識しましょう。
I can speak French.
I am able to speak French.
どちらも「私はフランス語を話すことができる。」ですが、be able toの方が話せる能力を強調するニュアンスが含まれています。
canの過去形couldとの比較はcouldの記事で書こうと思いますので、そちらも読んでもらえると嬉しいです。
以上になります。「be able toは能力・可能の意味だけ」というのと、「be able toでしかできないこと」を3つ覚えていきましょう。