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接続詞

等位接続詞〜andだからって、なめちめちゃイカン〜

まずは接続詞のイメージからいきましょう。接続詞は「つなげる」言葉です。この「つなげる」のイメージをもてばまずは大丈夫です。

そして、接続詞には大きく分けて2種類あります。等位接続詞と従位接続詞です。

等位接続詞…語と語、句と句、節と節(文と文)というように同じものを「つなげる」

従位接続詞…主節と従節(結局は文と文)を「つなげる」

接続詞に文と文を「つなげる」イメージをもっている人もいるかもしれませんが、等位接続詞は文と文だけじゃなく、語と語や句と句も「つなげる」ことができます。そこは間違えないようにしましょう。

少し前置きが長くなりましたが、この記事では等位接続詞の中の連結させる接続詞について書いていきたいと思います。

連結させる等位接続詞⑴ andの基本パターン

andは「〜と…」という風につなげる接続詞です。まずは基本の3パターンをあげていきます。

語と語をつなげるパターン

I like rice and bread.

(訳)私はご飯とパンが好きです。

riceもbreadも1語です。「ご飯とパン」という風につなげています。

句と句をつなげるパターン

I like to study and to play sports.

(訳)私は勉強をすることとスポーツをするとが好きです。

to studyとto play sportsという2つの名詞句がつなげられています。

節と節をつなげるパターン

We played basketball and they played volleyball.

(訳)私たちはバスケットボールをして、彼らはバレーボールをした。

We played basketball.と They played volleyball.という文をつなげています。このように文をつなげることもできます。

She cleaned her room and (she) did her laundry.

(訳)彼女は部屋を掃除をして洗濯をした。

cleaned her roomとdid her laundryをつなげています。このように文と文をつなげるときに主語が同じ場合に2度目の主語は省略ができます。

※andでつなげたときに時間の経過を表す場合と時間軸が同じ場合があります。例えば③の下の文ではsheは掃除をした後に洗濯をしたという時間の経過を表していて、③の上文ではweとtheyは同時に違うスポーツ(バスケとバレー)をしていて同時にplayしたということを表しています。

連結させる等位接続詞⑵ andをつかった表現

both A and B

andをつかった表現としてboth A and Bで「AとBの両方」という意味があります。

Both he and his brother have black hair.

(訳)彼と彼の弟は両方が黒髪だ。

命令文 , and 〜.

andをつかった表現として命令文 , and 〜.で「○○しなさい、そうすれば〜」という意味があります。

Study hard, and you will pass the exam.

(訳)一生懸命に勉強しなさい、そうすればテストに合格するでしょう。

※ちなみに、命令文 , or 〜.で「○○しなさい、さもなくば〜」という意味になります。

Study hard, or you won’t pass the exam.

(訳)一生懸命に勉強しなさい、さもなくばテストに合格しないでしょう。

連結させる等位接続詞⑶ norの基本パターン

notなどの否定語が文中に含まれている場合、「〜と…」言いたいときにはandではなくnorをつかいます。基本的にはandと形は同じですが、節と節をつなげるときだけ少し違うので注意してください。

語と語をつなげるパターン

He is not a teacher nor a doctor.

(訳)彼は教師でもなく、医師でもない。

句と句をつなげるパターン

I don’t like to study nor to play sports.

(訳)私は勉強をするのも好きではないし、スポーツをするのも好きではない。

節と節をつなげるパターン

I have never written a letter, nor will I ever write (a letter).

(訳)私は一度も手紙を書いたことがなく、これからもないだろう。

文の後半がおかしいことに気がつきますよね。語順がwill Iになっています。これは否定語が文頭にあるときに起こる倒置です。それぞれの時制ではこのように倒置が起こるという例を簡単に下にあげていきます。(今回はnorが文頭にきている想定であげます。)

(助動詞を含む英文)I won’t write~ ⇨ nor will I write~

(現在形(一般動詞)) I don’t write~ ⇨ nor do I write~

(過去形(一般動詞)) I didn’t wrote~ ⇨ nor did I write~

(完了形以外のbe動詞の英文) I am not~ ⇨ nor am I~

(完了形)I haven’t written~ ⇨ nor have I written~

倒置に関してはもう少し細かく記事にするので、またそちらもどうぞ。

連結させる等位接続詞⑶ norをつかった表現

neither A nor Bでboth A and Bの否定版のような表現ができます。「AもBもない」という意味になります。

He is neither a teacher nor a doctor.

(訳)彼は教師でも医師でもない。

He is not a teacher nor a doctor. この文と意味はほぼほぼ同じと考えて良いですが、強いて言えば、neither A nor B の方が「どっちもない」のニュアンスが強いです。

andは長文でとてもよく出てきます。norもそうですが、等位接続詞は語と語、句と句、節と節をつなぎます。大切なのは語と句をつないだり、句と節をつないだりすることがないということです。これは英文を解釈するときの重要な助けになります。しっかり覚えておきましょう。




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